オフィスの甘い獣(ケダモノ)
神宮寺頼社長ーーー・・・


神宮寺一族の当主でもある。
考えてみれば…神宮寺頼社長と副社長は同じ31歳。




神宮寺頼社長の周囲には神秘的なオーラが揺らめいて見えた。



「お久しぶりです…神宮寺頼社長」



「…臣も元気そうだな…」



「…社長の方こそ…」



「俺が中に案内致します…」



副社長じきじきに神宮寺頼社長を中へと案内して行った。




「…なぁ?細谷君」



神宮寺頼社長の秘書・高井田帝(タカイダミカド)さんが私に問いかける。





「彼が副社長か?」



「はい」




私と高井田さんは顔見知り。

私は弁護士だった高井田さんに秘書のノウハウを教えた。


< 127 / 318 >

この作品をシェア

pagetop