オフィスの甘い獣(ケダモノ)
副社長は結婚を意識していない。


それは当然かもしれない。付き合って1週間程だし…互いにまだ…良く相手のコトを知らない。


私一人が結婚したいと思うだけーーー・・・




「…佑月は嬉しいか…」



「…いえ…」



「…今日のスケジュール教えてくれ…」



「はい…」



二人の話をもっとしたかったけど…


副社長自ら、畳みかけて…仕事の話に切り替えた。




彼の頭の中に『結婚』はまだ…意識されていない。



あれだけの蜜な夜を過ごしおいて…罪だよ…副社長。











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