オフィスの甘い獣(ｹﾀﾞﾓﾉ）

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大安吉日の日曜日…



和さんは私が指定したお義父さんのスキな小笠原酒造の高級酒『龍宝』の瓶を持って自宅を訪問。



私の両親と和さんは初めて対面した。




「…君が伊澤さん？」




「挨拶が遅れました…俺は佑月さんと交際させて頂いている伊澤和と言います。小さい会社ですが…コンサル会社の社長を務めております」



「立脇さんのご子息が君の部下と訊いた…」



「はい、立脇は俺の右腕となる優秀な部下です」



「・・・私は出来れば…立脇さんのご子息と結婚欲しいと願っていた…」



「え、あ…」



「お義父さん…和さんに対して失礼よ！」


私はお義父さんに初めて反目した。