オフィスの甘い獣(ケダモノ)
俺たちは今…興じているのはダーツのゲームでも上級者レベルの『スプラット』というゲーム。



持ちゼロでスタートして…『333』ポイントジャストにするのがルール。



今の所…勝敗は五分五分。



今夜は俺が和に勝っていた。




「…綺麗系?可愛い系?」




「性格は可愛い系…顔は綺麗系だ…今度…俺の秘書になる…」




「秘書?」



適当に訊いていた和の声に興味ありげなキモチが入り始める。




「…秘書ね…じゃあ~四六時中…臣と一緒なんだ…それで…仕事になるのか?」



「…社長である義父さんのご期待に添わないと…な」


俺の番が回り…再び矢を放つ。
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