オフィスの甘い獣(ケダモノ)
「瞬きをせずに…私の指示に従って…一点を見つめて下さい…」



女性はパニ来る私を強い口調で注意する。



だって…自分の瞳の中にレンズが入って来るのよ!!



ジッとなんて…していられないわ!!




「お客様!」



女性の声はますます強い口調に変化する。



迷惑な患者だと思われてるよね…



3回失敗して4回目でようやく…右の瞳の中にコンタクトレンズが入った。




コンタクトの異物感は半端じゃない!!



左の瞳にもコンタクトレンズが入る。





「・・・」



ゴロゴロと瞳の中に石でも詰っているような感覚。


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