オフィスの甘い獣(ケダモノ)
「…いい女だと思うけど…互いに時間が必要だな…」



私と貴方は出会ったばかり…



身体以外のコトをもっと知りたい…

貴方がどんな男かってーーー・・・


「私に貴方をもっと教えて…」



「…俺のコト…そんなに知りたい?」



「でも、身体じゃあないから…」



「今は…身体しか教えられないよ…佑月」



彼の指先が私の頬を撫でる。



私の心臓は大きく脈を打って彼を受け入れる。


互いに身体にこもった熱を吐き出した。


彼はやっぱりスーツを脱ぐと獣だ…












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