キケンな恋心
朝7時




哲司が起きて来ると、いつもの様に沙也加はキッチンで朝食の支度をしていた。



「昨夜は、ゴメンね。つい、ママ友と話が弾んで時間が経つのも忘れちゃって......」



哲司は、新聞を読みながら、
「たまには、いいんじゃないか。あっ、お義母さんから連絡あって、アヤとミユは向こうに泊まったよ」



「あっ、うん。今日は土曜日だから学校も幼稚園もお休みだから、後で迎えに行って来るわ」


哲司は「あぁ」とだけ、返事をし、新聞を読み続けていた。


......全く、私のこと疑っていないんだわ......


沙也加は嬉しさ半分、寂しさ半分。といった心境だった。


......信じてもらえているのか......それとも本当に私に関心がないのか......


複雑な心境で沙也加は哲司と2人きりの朝食を食べてた。





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