御劔 光の風3
カルサが執務室に戻るとサルスが書類を確認しながら働いていた。
何も言わずカルサは扉を開けて中に入り席につく。
「おかえり、大臣はなんと?」
「くだらない話だ。よほど俺が気に入らないらしい。」
背もたれに身体を預けてため息を吐くのは手慣れたものだった。
髪をかきあげ浮かない表情をしている。
これは機嫌が悪かったり落ち着かない時によく見せる仕草だ。
「本当にいい話じゃないようだな。」
「だから言ったろ?くだらない話だと。」
勢い良く立ち上がり堅苦しい上着を脱ぎ捨てたかと思うと、そのまま外に続く扉へ向かった。
「どこか行くのか?」
「リュナの所に。」
答えたときにはもう扉は閉まっていた。
不思議に思いながらもカルサを見送り再び仕事に戻ろうとする。
しかし、ふいにガラスに映った自分の姿に心臓が強く跳ねた。
長く付き合ってきた自分の姿なのに驚いてしまうことが情けない、しかしそれには理由があるのだ。
何も言わずカルサは扉を開けて中に入り席につく。
「おかえり、大臣はなんと?」
「くだらない話だ。よほど俺が気に入らないらしい。」
背もたれに身体を預けてため息を吐くのは手慣れたものだった。
髪をかきあげ浮かない表情をしている。
これは機嫌が悪かったり落ち着かない時によく見せる仕草だ。
「本当にいい話じゃないようだな。」
「だから言ったろ?くだらない話だと。」
勢い良く立ち上がり堅苦しい上着を脱ぎ捨てたかと思うと、そのまま外に続く扉へ向かった。
「どこか行くのか?」
「リュナの所に。」
答えたときにはもう扉は閉まっていた。
不思議に思いながらもカルサを見送り再び仕事に戻ろうとする。
しかし、ふいにガラスに映った自分の姿に心臓が強く跳ねた。
長く付き合ってきた自分の姿なのに驚いてしまうことが情けない、しかしそれには理由があるのだ。