[GL]キミとワタシが付き合うまで。


そんな中、ワタシは黙々と読書をする。


でも、読書の内容なんて一つも入ってこなかった。



周囲が楽しそうで、そっちに耳を傾けていた。  


すると突然、

「あー!!朝はねられそうになってた子!」



と言う声が聞こえてきて、周囲がワタシの方に視線が向くのがわかった。



ワタシは本から顔を上げ、周囲をみた。



「あ…」


どうしよう、ワタシはなにを話せば…


「へーき?

大丈夫だった?」


「あ、あのっ…あぁああありがとうございましたっ!!」



ひぃぃいぃい!!人見知りが!!


「いーよいーよ、気にすんなって!」


由真川さんは、ワタシの背中をバッシバッシと叩いた。


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