こちら、なんでも屋でございます【3】



「早苗さーん!!こっちこっちぃー!」
「すみませんっ!準備に手間取って!」
「いいのよ~、それより早苗さんが旅行の誘いに乗るなんて以外ねぇ」
「ハイ!今は自由なんで」



あの事件から何か月たっただろう。
私は今、あの家を出て一人暮らしをしている。
あの後、由梨が自分から自首し、事件は解決に終わった。
でも、今でも聞こえる気がする。



『早苗さん』




優しい声で呼ぶ私の声が……




なつめさん。
二度と会えないけど、私達はまだどこかでめぐり会える気がするの。
私はその運命の出会いを信じてる。



またどこかで…会いましょう。






また会える日まで……








END




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