ワガママ狼男と同居始めました。





振休明け。
学校。




「ねぇ!紅葉ぁ!」


朝からハイテンションの岡田ちゃんが私にタックルする。


「いった……。何よ!」


すると、私の耳元でコソッと話した。


「今週の日曜日さぁ、小野寺くんと霧島誘って遊びにいかない?」


「えっ……!!」


志木と霧島くん!?


「よりによってなんでその二人?」


「よりによってじゃないよー!
その二人だから誘うの!」


「……でも派手女子グループが許さないんじゃない……?」



「そんなのその子達も誘うに決まってんじゃん!」


「えっっっ!!!」


いつもながら岡田ちゃんの肉食思考にはかなり驚く。


「派手な子達と、あたしと、奏と、紅葉と、小野寺くんと霧島!」


「比率がヤバい……。」


「そんなのあの二人なら気にしないって!」



志木と遊ぶ……か……。






< 135 / 243 >

この作品をシェア

pagetop