ワガママ狼男と同居始めました。

「ふざけないで。真面目な話なの！」


「……うるせーなー……。あんまり騒ぐと噛みつくぞ～」


やる気無さそうに牙を見せ、私に近づく。


「そんなんじゃもうビビりません！」


構わず志木は近づいてくる。


「え……」


志木は私の手をとり、顔を近づける。


「ちょっ……志木！！」


そのまま私の頬にキスをした。


心臓の鼓動が速すぎて苦しい。


「……志木！！！」





私は志木をソファから蹴り落とした。


「……いってぇ！！」


「……もう！！こっちくんな！変態！！」



私は自分の部屋に駆け込んだ。


志木のバカバカ！！

私の気も知らないでー！！