もう…我慢できない




「こんな俺でいいんか?」



弱々しい準斗...






「あたし準斗の事こんなに好きなんだよ?浮気相手でもいいから傍にいたいくらい好きなんだよ?そんな準斗を見放すはずないでしょ。あたしだって最低だよ。桃香ちゃんに準斗を返せなかった」




準斗もあたしを抱きしめた。










「俺....









くるみと一緒にいる」



「うん。一緒にいようね」





これでいいよね?



桃香ちゃんが準斗を手放すならあたしが傍にいる。




例え、準斗が桃香ちゃんを想っていても




あたしに愛が無いとしても準斗の傍にいる。





そう思った。







これから試練が待ち受けてるとは思ってなかったから――――
< 108 / 202 >

この作品をシェア

pagetop