未来からの贈り物
第3章『再会』
微かに携帯の鳴る音が聞こえ目を覚ました。


うっすら目を開けると、すっかり朝になっていた。


慣れない合コンで疲れたのか、そのままソファーで眠ってしまっていたようである。



ポケットから携帯を取り出すとそこには『一馬』の名前。


今日はせっかくの休みだから昼まで眠るつもりだった僕は、手に取った携帯を再びポケットに押し込んだ。


そしてまた眠りに入る為に狭いソファーで寝返りをした。




目を瞑り…5分くらいであろうか


ポケットからまた微かに着信音が聞こえだしたが、僕はそれも心地よい音楽と思い、無視して固く目を瞑った。

けれど一向に鳴り止む気配がなく、しぶしぶ携帯を取り出した。


自分で言うのもなんだが、あまりにもひどく不機嫌な声で


「…もしもし…なに?」


と、まぁ相手は一馬だしそんな応対で良いのである。



けれど携帯から聞こえてきたのは男の太い声ではなかった。


< 11 / 41 >

この作品をシェア

pagetop