未来からの贈り物
基本的に男の準備は早いものである。


普段の仕事の日でさえ家を出る15分前まで寝ている。


そんな僕が、今日だけはアラームを2時間前にセットして今日に備えた。


明日のデートの事を考えると緊張してなかなか寝付けない情けない自分がいる。


何度寝返りをしたか分からない。


ようやく眠りについたと思ったら待ち合わせの時間に遅刻をしてしまう夢を見て目を覚ましてしまう。


我ながら情けない…


遅刻するよりマシだろうとあきらめて起きていようとした矢先、携帯が鳴った。


一馬からのメールだ。


もうすぐデートだなぁ。どうせお前の事だから緊張して眠れないんだろう(^o^)
まぁ肩の力抜いていつものお前通りやってこい!!
失敗したらまた合コン開いてやるから~(笑)


なぜか一馬には全て見透かされてる。


ただここで一馬に返信するのは何となく悔しい気がした僕はそっと携帯を閉じた。


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