未来からの贈り物
第8章『入院』
お互い始めての経験でみんなこんなものだと思っていたが、どうやら少し元気過ぎるみたいである。



お腹の中の赤ちゃんは7ヶ月目ですでに『産まれる』体制になっていると診断された。



本当に早く出たがっているようであった。



けれど産まれるにはまだ早すぎるので、妻は急遽切迫早産で入院する事になったのである。



そして僕も病院から会社へ通う生活へと変わった。




仕事を終え、まっすぐ病院へ向かう。



病室の扉を開けると眠っている妻がいる。


妻の横には点滴。



元々血管が太くない妻の腕は注射しにくいらしい。



毎日続く点滴に耐える妻の腕は数カ所青く、跡が残っている。



点滴の針が刺さっている部分が痛々しく‥。



< 40 / 41 >

この作品をシェア

pagetop