HONEYTRAP(番外編)~お見合い結婚のススメ~

ー来桃sideー

浅見さん好みのトリュフで良かったと安堵の涙で頬を濡らす。



号泣した私を慰める浅見さんのツーショットを見た社員達。



あれから社内にはあらぬ噂が流れた。



「来桃…ここに座りなさい…」


とうとうお父さんの耳にも入ってしまったらしい。


530年続く華道の家元・氷見流緑川派家元・緑川和也(ミドリカワカズヤ)が私の父親。


「…だから…あれは誤解で…私はその…浅見さんに泣かされたワケではありません…」


「その男は浅見と言うのか?」



「…お父さん…余計なコトはしないで!!浅見さんとは本当に何もないの。私の片思いだから・・・」


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