嘘つき*シュガー
あたし一体どうしたんだろ。
なんとか記憶を巻き戻してみるも。
……思い出せない。
なにがあったんだろう……あたしの身に。
っていうか、さっきのは夢か。
「懐かしい夢だったな……」
「大原さーん?」
1人呟いていると、シャッとカーテンが開き、白衣を着た茶髪ロングの先生が顔を出した。
上村 可奈子先生。
うちの学校で有名な、美人先生。
「え、上村先生?」
「目が覚めたのね。身体は大丈夫?」
「え?えっと……」