嘘つき*シュガー






「千亜樹ちゃん」



「ん?」



「キスしたい」





晴真先輩の直球な言葉に、寒い空気にさらされたからじゃなく、あたしの頬は真っ赤に染まった。




「な、なに言ってるの!?」



「ん?キスしたいって言ったの」




こ、こんな真っ昼間からこの人は何考えてるんだ!




「だ、だめ!」



「なんで?」



「なんでって……」




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