嘘つき*シュガー





「千亜樹」




式のあと、あたし達はみんなに祝福され笑顔に囲まれた。




泣き続けたあたしの瞳は赤くなって、見ていられないほど。




控え室の鏡の前で、あたしはまた思い出し泣きの最中。




「晴真……っ」



「はは、赤くなってる」



「だって、幸せすぎるんだもん……」




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