先生

「…い?芽唯??」

「あ!ごめん!なに?」

「もう!考え事してたのー?」

すっかり自分の世界に入ってしまってた。

太陽のこと考えてるといつもこんな感じだ。

周りの音が消える。

太陽のことしか考えてない。

太陽の存在ってすごいな。

「なんか、早いなって。太陽と付き合ってもう四ヶ月が経ったんだなぁって思ってさ。」

「もう四ヶ月かぁ。」

「ほんとあっという間!」

そのとき。

「おーい!席つけよー。授業始めるぞ!」

私はその声を聞いて顔が熱くなった。

「芽唯顔赤い!」

咲が笑ってくる。

だってしょうがないじゃん。

今、たった今考えてた人が目の前に現れたんだもん。

大好きなんだもん。

でもこうやって遠くから見てると彼氏だなんて本当夢みたいだなぁ。

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