【短編】告白~難病少女と無愛想少年~

結果は……




食べ終わって数分経つと、足音が聞こえた。

それとともに点滴を動かす音もしたから、愛未だってすぐにわかった。

部屋に入って来た愛未をみるなり、俺は愛未の前に立ちはだかった。


「俺と付き合ってください!」


そのまま頭を下げる。

すると愛未の手が俺の手に重ねられた。

耳元で優しく囁かれる。

「こちらこそ」って。

優しく……ね。





end
< 13 / 14 >

この作品をシェア

pagetop