【完】不器用なプレゼント♪~Happy X’mas~


クリスマス当日。

「ありがとう、幸太くん♪」

草むらの影から抱き合う萌乃と幸太を見つめる人影が6つ。

「いい感じじゃん♪」
「あんなにこーたがニヤけてるの初めて見た!」

小さな声で呟くなつきと慧太。
他の4人は息を潜めて優しく抱き合うふたりを見つめている。

・・・と、そんなとき、

「へっくしゅんっ!!」


・・・マッキーが橘くんに向かってくしゃみをしてしまった。


「わっ、バカ!何すんだよっ?!」

汚いと思って叫んでしまった橘くん。
それに対して麻由が

「橘くんしーぃ!」

注意を促しても遅かった。


「何してんの、兄貴たち」


6人の前には、鬼のような形相の幸太が腕を組んで仁王立ちしていた。

「こっ、こーた、待て!なっ?!これにはふ・・・」
「言い訳無用っ!」


このあと、6人 主に慧太が幸太にこってり怒られたのは言うまでもない。


「オレらが手伝ってやったのに~ぃっ!!?」





【【番外編】実は・・・!Part2【side 萌乃と幸太以外】】
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