吸血鬼少女の餌は意地悪幼なじみ!
血の味

「…作戦通り」


棗くん達の姿が見えなくなると、珪くんがボソッと呟いた


「え?」


作戦通り?
え?何?


「棗には火花さんが有効だよね。効果抜群。」

「うん、よくわからないけど…棗くんは燐のことになると暴走するよね」

「じゃ、小花。デートしよっか?」

「えっ?!こ、これって…デートなの?!」

「デートでしょ?棗の代行なんだから」


そう言われれば…
そうなるのかな?

確かに、棗くんと"優勝者デート"してた訳だし?


「ほら、行くぞ」

「う、うん!」


どうしよう
凄くドキドキしてきた


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