吸血鬼少女の餌は意地悪幼なじみ!

それでも、躊躇う私に珪くんが背中を押す


「飲め」


その言葉を合図に
私は珪くんの首に噛み付いた


噛み付いた瞬間広がる珪くんの匂い
そして、信じられないほど
甘くて…美味しい…血の味…


コクコクと飲んでくと
どんどん自我が無くなっていく気がする


もっと…
もっと飲みたい…


珪くんの匂いと
珪くんの血の味に包まれ


気付けば完全に自我を失っていた







< 39 / 162 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop