吸血鬼少女の餌は意地悪幼なじみ!

「言…えない…」


泣きながら答える小花

泣くほど嫌なことされたのに、なんで泣かしたヤツを庇うんだよ


「ぅぅ…気持ち悪いよぅ…」

「ちょっと、小花!ダメだって!」


気持ち悪いと泣く小花は、ゴシゴシと制服の袖で唇を擦っている


「嫌なのぉ…」

「ダメだってば!唇、切れるから止めろって!」


小花の腕を掴み、ゴシゴシを止める
すると、小花が叫んだ


「離してよぉ!珪くんのばかぁ!」

「あぁ、もう!うるさいなぁ!!」


気持ち悪い、嫌だなんて言うなら…
塗り替えてやるよ


俺は小花を抱き寄せ
泣き叫ぶ小花の唇に自分のソレ重ねた



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