【完】イケメン*眼鏡*ランデヴー
「もう…………折角好きだって言おうと思ってたのに、なんで寝てるのさ。」



ホッとして、ポロっと気持ちが溢れながら永太の頭を撫でていると、その手はガシ、と突然掴まれる。



「ダァァ!ビックリしたぁ!口から心臓出る!……起きた?」



「……悠莉、今のは、本当ですか?」



永太の唐突な行動にビックリしていた私だけど、寝転がったまま真剣な声で尋ねられ、フリーズしてしまう。



今のって…………うわぁぁぁ!



「え!?聞いてたの!?マジか、マジかぁぁ!!」



「煩いですね。バッチリ聞いてましたよ。」



ふっと目を細めて笑う永太に、カァッと顔から火が出るんじゃないかって程に熱が溢れる。



「い………色々言葉準備してたのに聞いてるなバカァ!恥ずかしい!」



もう、なんなの、なんで告白の時なのにこんなに締まりないの!有り得ない!
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