【完】イケメン*眼鏡*ランデヴー



お祭りの為に、永太は家を出て、澪ちゃんと雅治も準備にそれぞれの家に帰っていく。



私は、永太のおばぁが浴衣の着付けをしてくれるということで、うきうきで居間に残った。



でも、浴衣を着るのってめっちゃくちゃ大変で。



本来、昔の日本人が着ていた和服だから、寸胴体型の人が似合うと言われているこの浴衣を、ガリガリの現代人の私がそのまま着れる筈もなく。



おばぁが一生懸命タオルを腰回りに詰めながら着付けをしてくれた。



そして…これね、ここだけの話なんだけど、おばぁと私だけの秘密にするしかない事実なんですけど。



その………下着の線が見えるのなんて邪道だと語尾を強めにおばぁに言われたもんだからですね、ノーブラノーパンなんですよ。



一緒に回る澪ちゃんや雅治には絶対バレてはならない。バレた日には次の日から私のあだ名は痴女になるに違いない!
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