君のイナイ季節
まだ付き合って2ヶ月くらいだけど。

しかも私達は高校生。

こんな約束は不確かなんだけど。

「拓海くん」

私はちらっと彼を見つめた。
にわかに緊張した面持ち。

「私の夢は出来るだけ早く結婚して、旦那さんには美味しいものをたくさん作って、仲良く暮らすことなの。」

私は大きく深呼吸をして、

「拓海くんが一緒に来てほしいなんて言うと、私の夢もそこで叶うんだけど、それを期待していいの?」

私は拓海くんを真っすぐ見つめる。

彼の目が一瞬、天を仰いだ。
< 37 / 205 >

この作品をシェア

pagetop