極上男子2〜王子たちの甘い放課後〜
―――――――――…放課後。
「じゃ、行ってくるね」
「うん…」
斗真に一言告げて、教室を出ようとした。
けど…。
「あの、斗真?」
「ん?」
「手、離してくれないと行けないよ?」
ギュッと私の服の袖を掴んでいる斗真。
本当に今日、どうしたんだろう。
「あ、ごめん。」
そう言って、斗真はパッと手を離して教室から出て行った。
「あ、私も屋上行かなくちゃ」
私は急いで屋上に向かった。