ラブサプリ
あたしは先生の家の鍵を取り出した。
それと同時に

「おおっ」

という2人の声が聞こえた。

「愛の巣だもんなあ」

遼クンが意地悪な感じでそう言った。

するとあたしの顔がまたどんどん真っ赤になる。

「由良ってば」

夏来がケラケラ笑う。


エレベーターの中でも色々言われて、
なんだか一時間以上居たような気がした。


―ピンポーン

先生の家の前のインターホンを鳴らした。

すると少し不機嫌そうな先生が出てきた。


「コイツら呼んだの誰だ。」

そう言って先生はリビングを指す、

あたしと夏来はわけがわからず顔を見合わせた。
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