好き過ぎて辛い 上
「あの子可愛くない?」

「本当だ!ヤバい、可愛すぎる」

「付き合いてぇ~」

「どれ? あ~。あのポニーテールの子かぁ。確かにちょー可愛い!」

みんな何を言ってるの?
ポニーテールの子って私のこと?

「あ~。陽菜は入学して早速モテモテね~」

悠菜が冷めた感じで言ってきた。
私なんか全然可愛くない。
一度も可愛いなんて思ったことなんてないし…。

「何言ってんの?みんなはきっと悠菜のこと可愛いって言ってるんだよ!」

「私ポニーテールじゃないもん!」

確かに悠菜は完璧ショートカット…。

「…」

「陽菜!」

「はい!」

いきなり名前を呼ばれてびっくりした。

「あんた、自分の可愛さそろそろ自覚した方がいーわよ?」

「可愛くないもん!」

「はいはい、そんな顔したって可愛いだけですよぉー」

「悠菜のバカ!」

「えへへ」

そんなことを話してるとHRが始まりが先生の長い話しが10分くらい続いた後ようやくHRが終わった。

「悠菜帰ろー!」

「いーよ!あ、その前に私トイレに行って来るからちょっと待ってて~」

「わかった」

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