Eメール

押し入れの中を乱雑にかき分けていると、中から一つの物体が転げ落ちてきた。

それは…










熊の木彫りだった。

口に鮭をくわえて狩りをしているシーンだ。



『それをぉ見た霧島純也の脳に電撃が走るぅ!!!一種の感電とも言って言いような凄まじい衝撃っ!!!
これを閃きと言わずなんと言おうか!?
死の淵に追いやられ精神のトギ澄まされた霧島純也は直感的に感じたのだったぁぁぁーーっ!!!!』



俺は大きく目を見開いた!


「……熊だっ!!」

そう…夏に釣りをして冬に冬眠する動物は熊だ!

俺は206号室に走っていた!

あそこにはクマのヌイグルミがあったはず!!
解毒剤があるとすればそこだ!!


勢いよく扉を開けるとそこにあったのは…テープレコーダーのみだった。


「畜生ーーーっ!!!!どこに隠しやがったあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!?」


壁を蹴り、窓を殴って割ってやった。

「はぁはぁ……。」

駄目だ…体がダルくなってきた…。
無駄に動くな純也!毒の回りが早くなるっ!

探すんだ…っ!クマのヌイグルミをっ!!
俺は部屋を出る!
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