Eメール
『ま、いいじゃんそんな事。部屋にこもってないでさぁ?遊ぼうよ?』


寒気がした。
俺は……見られている…。


後ろを振り返るが誰もいない。カーテンは閉まっている!電気も付けてない!

隠しカメラか?
いや…さっき部屋に入ったときに見られたんじゃあ…?
いや…それより相手は明らかに俺を狙っている!

顔も割れているようだ。

…なんの為に?何かメリットでもあるのか?


否!無い!

じゃあなんで俺なんだ!?

くそったれ!!イタズラだ!!カメラがあんだろがっ!ああっ!?


家具を乱暴に掴んでは投げて…手当たり次第に探してみる。
けど、とうとうそれらしい物は見つからなかった。


「はぁ…はぁ…。」

くそっ!クールになれ!!
相手から情報を…さりげなく聞き出すんだ!

そばに落ちていたノートがブルブル震えていた。


ノートを除けると携帯に…新着メッセージあり…と書いてあった。


メッセージにはこう一言書いてある。


『ゲームをしよう。』


突拍子もない言葉にも俺は冷静だった。まずはマコトに乗ってやる事にする。

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