天才!Doctorは旦那さん!

《午後の診察》
《悠斗SIDE》

梨々華「次の方、どうぞ。」

患者「はい。失礼します。」

入って来た、患者は、見覚えがあり、俺は、カルテの名前のところを見た。

それは、紛れもなく、小学校、中学校が同じで、小学四年生の時に、梨々を突き飛ばし、発作に襲わせたやつだった。

悠斗「馬門さん。どこが具合悪いですか?」

馬門「喉が痛いのと、頭がガンガンします。」

結構、辛いみたいでぐったりしている。

いつもだったら、患者さんに心配する、梨々もそんな要素を一切見せない。

まあ、馬門は、空が生死の境をさまよった原因でも、あるから。

悠斗「梨々。点滴。用意して。」

俺が言うと、梨々はもうすでに準備をしてたみたいで、一切の笑顔を見せず、俺に、点滴を渡してきた。

はっきり言って、梨々のこの態度は、いつもみている俺ですら、怖く、馬門も震えていた。

< 46 / 64 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop