クール上司と偽装レンアイ!?
浮かない気持のままで就業時間を迎えた。

仕事は結構順調でトラブルも無い。疲れてるし、たまには残業しないで帰ろうかと思ってると狙った様なタイミングで真希ちゃんからの誘いが入った。

真希ちゃんと二人で会社近くの紫藤に行き、端の広めの二人がけのテーブルに落ち着いた。

「最近どう?」

注文を終えると真希ちゃんは主語も無しに聞いて来た。

無駄な事が嫌いな性格とはいえ、あまりに省略し過ぎじゃ……そう言いつつ私も普通に応えてしまうんだけど。

「仕事も恋愛も私にしては順調だよ」

「そうなんだ。バイヤーになれそうなの?」

「分からない。今は購買に残れるかで頭がいっぱいだし」

「残れるかって何それ?」

真希ちゃんは小首を傾げて言う。そう言えば異動の件話して無かったんだ。

「別府課長に異動の打診されたんだ……」

だいたいの経緯を話すと真紀ちゃんはちょっと複雑そうな顔をした。
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