雨の中のメロディー

和馬の初恋



俺の初恋は遅かった。
高校に入ってからだった。

中学まではサッカー部に所属していてそれなりに告白されたりしていた。

けれども俺は好きという感情がよくわからなく来るもの拒まずというような感じだった。

中3の時に2つ上の先輩と付き合っていて先輩の部屋で押し倒されキスされた。

俺はその時『気持ち悪い』って思ってしまった。

すぐさま先輩の家から走り逃げ恭平のところに言ったんだ。


「恭平!!お前…キスしたことあるか?」

恭平は持っていたゲームのコントローラを落とした。
恭平は深呼吸しながらコントローラを拾った。
そしてすぐさま返した。

「お前したの?」

「今優里さんにされた…」

「マジで?てかなんでキスしたあとうち来てんだよ」

「俺…俺ホモかもしれない」

恭平はまたコントローラを落とした。

「え!?どういうこと?」

「だってキスされて気持ち悪いって思ったんだぜ?どう考えてもホモじゃん…」

「お前勉強できんのにそういうとこ本当にバカだよな」

「だから恭平のとこに来たんじゃんか!」

「まぁ…和馬は優里さんのこと好きじゃなかったってことだろ?好きじゃない=ホモじゃないっしょ」

「そうかなぁ?」

「じゃあお前は俺のこと好きなのかよ?」

和馬は首を横に振った。

「じゃホモじゃないじゃん」

「やっぱ恭平ってすげー!」

「和馬がバカなんだよ」

恭平はそういうと落としたコントローラを拾いまたゲームを初めた。
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