Black Road

文化祭-cultural school festival-

いよいよ、今日は文化祭当日。
夏休み中は、あっという間だった。


衣装は、
あたしと新仁で作った。

新仁は、真剣で
それがかっこよくて見とれちゃった///


凄く温かい気持ちになった。


劇の練習中は、結構キツかった。

それに、新仁と喋っているとき
何回も保健室で見たあの夢が頭をよぎった。
でも、結局は分からないまま。


先生のFANの女子たちに
毎日、嫌がらせをされた。


でも、当の本人(谷)は
その事に全然気づいていない。

しかも、練習にすら来なかった。


本当に、迷惑な上に
うっとうしい。


 「はぁ...。」


「凛、大丈夫?」


 「あッ!うん。」

今は、メイク中。
メイク担当は由愛だからまだ
落ち着いていられる。
 

「いよいよ本番だねッ☆
頑張ってねッ。」


 「ありがと。ぁあ”緊張するぅ///
 っていうか、先生が心配…」


「あれッ!?凛、もしかして
先生の事気になるのぉ?」


 「えッ!!!そんなわけないじゃん。
 ありえないって!!」


「何がありえないってぇ?」


 「えッ!??」


「水川、お前...
馬子にも衣装だな♪」


 「な、な、失礼じゃないですかぁ////怒
 練習サボったくせに!!」


「ぁあ、それは悪かったな。」


「はいはい。そこまで。
凛、動かないでよ。先生も
自分の衣装、早く着てきたらどうですか!??」


「ぁあ、そうだな」


< 48 / 89 >

この作品をシェア

pagetop