キミと見た景色をもう一度
「拓人」
「何?」
「ちょっとお願いしてもいい?」
「うん、いいよ」
拓人の頭に置いていた手をゆっくり離し、自分の膝の上に置く。
すると、今度はその手を拓人が握ってきた。
「私、少し前に拓人が作った曲を録音してたんだけど、
まだMixとかしてなくて・・・お願いできる?」
「それぐらい、いいよ」
「じゃあ、今日太陽の家に来てくれる?データとかパソコンに入ってるし」
「もちろん!」
手を繋いだまま、笑顔で答えた。