キミと見た景色をもう一度
観覧車をおり、酸素チューブを再びつける。
「はぁ・・・」
「大丈夫?えらくない??」
「ちょっと疲れただけ。帰ったらすぐ寝る」
カラカラと音を立てながら進む車椅子。
始めはゆっくりだったのに、徐々にそのスピードが上がっていることに気付いた。
「早くない?」
「うん。だって走ってるもん」
「は!?発作が起きたらどうするの!!」
「少しの運動なら大丈夫だよ」
そう言って走るのをやめない拓人。
・・・景色がすごい速さで変わっていく。