だから私は雨の日が好き。【春の章】※加筆修正版
春の終わり





雨の色は涙の色に

よく似ている。




無色ではなく、

雲にまぎれて少し白磁色。




白と灰色と水色が、

混ざったような色。




落ちる雫は

全てを浄化させてくれる

音を立てる。





今日もまた、

貴方の背中を想い出す。





せめて。

夢の中でもいいから。

逢いたい。





そう想った。





もう、逢うことはないとわかっていても。

ただ、湊を想い出す。





まだ、雨の気配はしていない。

初夏の匂いのするこの季節は、雨が少ない気がする。


もうすぐやってくる梅雨に向けて、もう少しの間お日様は顔を出していたいのかもしれない。





誰かに、大切なことを話す時が来るのかな。




小さな予感がしている。

櫻井さんとの距離感が、掴めなくなる気がしている。


森川のあの黒い大きな目に、色んなことを見透かされている気がしている。





湊。

日毎、恋しくなっていく。

今でも想う。





『いとしい』と。






.....To Be Continued.




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