純愛〜彼と私の物語〜
恋する?


「先生ー、いっぱい食べたねー」

「っていうか、茉莉愛さん、随分飲んだねー」

「えへっ!酔っちゃいましたー」

「酔っ払いは苦手ですー」

「酔っ払いじゃないもーん!」

健太郎がお会計を済ませている横で、茉莉愛は足元がおぼつかない様子で、時折、健太郎にもたれかかっていた。


居酒屋を出て、繁華街を歩きながら、茉莉愛が健太郎に、
「先生ー!カラオケ行こうーよー!」
と、ほろ酔いながら誘っていると...


前から、怖そうなお兄さん2人が歩いて来た。

茉莉愛は健太郎に近づき、無意識に健太郎の腕にしがみついた。

その様子を見て、怖そうなお兄さん2人は、
「あれー?年の差カップルだー」
「援交かぁ??」
と、言いながら、絡んで来た。

「オッさん!若いお姉ちゃん、連れていいねー!」

その言葉に、茉莉愛はムッとし...
「援交じゃないしー!!」
と、怒った。

「ま、茉莉愛さんッ!」
健太郎が慌てて止めた...が、遅かった...

「ほー!姉ちゃん、威勢いいねぇ!」

「そんな、オッさんじゃなく、俺らと遊ばねぇ?」

ヤ、ヤバいッ!!

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