純愛〜彼と私の物語〜
…この数日間のお腹の調子の悪さは…


恋煩い…だなんて…僕が!?

この年で…!?






東京駅 夜20時





まもなく茉莉愛が東京駅に出張から帰る日だ。


健太郎は今日は早目に仕事を切り上げ、東京駅で茉莉愛の帰りを待っていた。

…とりあえず、珈琲でも飲もう…


健太郎がカフェに入ってコーヒーを1口飲んだ時、メールが入った。


<ただいまー!今、東京駅に着きました>

健太郎は急いでメールを返信した。

<僕も東京駅にいます。バニラカフェにいます>

<本当に!?嬉しい!!すぐに向かいます>

茉莉愛からの返信を見て、安心したのか胃の所が熱くなるのを感じた…




「健太郎先生ーー!」
茉莉愛が店内に入るなり、健太郎を見つけ、手を振って近付いてきた。


その無邪気な笑顔に健太郎は安堵の表情を見せた。





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