俺様不機嫌彼氏





「そういえばあたしたち、おうち近いんだね!! なんかめっちゃ親近感わいてきた♪」



にこにこと笑いながらそう言う岡部は、やっぱり可愛い。



夕日に染まる道を、俺たちはゆっくり歩いてゆく。



「……今からヒマ??」



気づけば俺は、そう訊いていた。



「へ?? ヒマだけど、なんで??」



「岡部。よかったら、俺んち来ない??」



断られるかな……って思った。



だけど……




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