年下はキライですか?【完】



それに対して梨花ちゃんは上機嫌に笑っていたが、俺の顔は引きつっていた。



速水………


この事、佐野さんに言ったらぶっ殺す。




「あ!!私友達と約束してるからっまたね秀人くんっ」


「え、ちょっと!まだ話終わってねぇ……」


梨花ちゃんは俺の言葉をスルーして笑顔で去って行った。



「あはは、ホント可愛いですね、彼女さん」


速水が呑気に横でヘラヘラしててイラついた。



オマエが来たから話飛んだじゃねーーーーーかぁ!



今日でケリつけたかったのに。




あのままじゃ梨花ちゃんは俺とまだ付き合ってる気でいる。



てか、あのわけわかんねー自信はどっからきてんだよ…



その後、梨花ちゃんがいた席になぜか速水が座りだし、聞きもしてないのに、自分の今までの恋愛を話し始めたのだった。


< 141 / 175 >

この作品をシェア

pagetop