FIRST ♥ LOVE ♡初恋♡
「何でそんなに冷たいの?」
いつもなら
『何だよ』
『いやなんでもない』
『何なんだよ!気になるじゃんか!!』
ってなるのに…
「それはさ……」
翔太が頭を掻きながら言おうとした。
「それはね………………」
礼輝君が後ろからあたしに囁いて来た。
ー…
「茜と離れるのが嫌なんだよ。」
「っ嘘やん!?」
あたしは飛び上がってしまった。
「ね?分かった?」
礼輝君があたしにウィンクをした。
「何の話だよ。」
後ろからいかにも機嫌が悪い声がした。