『あたし』
黒いゴミ袋のせいか暗闇につづいている一本の道にも見える。


ゴミ捨て場を曲がったらもう少しで家…。


そう思いながら、ゴミ捨て場を横切ろうとしたときだった。



ガサッ



足下に何かが落ちた。


ん?なんだこれ?


何故落ちてきたかはわからないが私はそれを魅入られるように拾い上げた。


本…………?


新品にもとれるような真っ白な綺麗な本。


なんでこんなところに…?


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