『あたし』
私は本を開けた。



これって…絵本…?



表紙とは対象的に薄暗い紙に微かに見え隠れするタイトル、そして小さく描かれた赤いワンピースを着た女の子の後ろ姿の絵があった…。







タイトルは
『あたしのくらやみ』か…、、







怖くはなかった。それより好奇心がとまらない。








次のページを開く。








そこには真っ黒なページがあった。






しばらく見ていると…





ん…なんかも…文字が浮かび上がってきたような…?!



疑問が確信に変わった。
なんと文字が次々と浮かび上がってきたのだ。




な、なにこれ!?









私はおそるおそる目で読み始めた。


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