涙雨[ナミダアメ]
メイカの車に乗り込み、
急発進させた。



「うおッッ!
メイカ!ちょっと待ってよ!麗夜たちがいる場所わかんの?」


「守~元ヤンなめんなよ?」



黒い…



メイカのオーラが黒い。




しばらくして着いたのは、



「ここ、何?」



「クイーンデビルの倉庫」



倉庫の中に入ると、
ガラの悪い女たちが沢山いて全員挨拶をした。



「メイカさん!!
どうしたんすか!?」


「すみれ、みんな元気そうだな。」


「はい!!
つか、そっちの人誰っすか?」


「ああ、なんてゆうか…」


「彼氏です!」



何で彼氏って言わないんだよ…


「メイカさんの男ー!?」


「そうだよ!
つかちょっと頼みあんだけど。」


「なんすか?」


「雫と守の連れを助けてやってほしいんだ。」


「雫さん、なんかあったんすか!?」



「秀さんだよ…秀さん…」


「秀さん!?
何で、秀さんが?」



「とにかく、厄介なことんなってるから頼む。」



「わかりました。
初代の頼みっすから!」



本当にメイカは、総長なんだなと実感する。




その時だった…



ピリピリ…ピリピリ…


「麗夜だ!メイカ電話きた!」



麗夜からの着信だった。





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