ここに在らず。
でもやっぱりそれは…きっと私にずっと付きまとう疑問。きっと答えは存在している。
「あのさ、なんでかなんて俺に聞くなよ?」
「はい……はい?」
え、なんで?なんで分かったの⁇
私が目を丸くしてナツキさんを見つめると、ナツキさんはケラケラと笑った。
笑って私に、こう言った。
「そりゃああんたは分かりやすいから。それにこれだけあんたの事傍で見てるんだ、あんたの考えくらい手に取るように分かる」
そしてナツキさんは「さぁて、夕飯の支度でもするかなー」とソファから腰を上げるとキッチンへと向かっていってしまい、その場にはポカンとした間抜けな私が一人取り残されてしまったのだった。